●第2展示室[企画展]

能州ガ生ミシ名畫

~仏画・肖像画、そして等伯と当地ゆかりの絵師たち~

 

会 期…2017年9月23日(土.祝)~10月22日(日)

開館時間…午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)

休館日…毎週月曜日(10/9は開館)、10/10

観覧料…一般500円(400円)、大高生350円(300円)、中学生以下無料 ( )は20名以上の団体料金
※「国民の祝日」は、70歳以上の方は団体料金になります。
石川県にお住まいの方は、「いしかわ文化の日(毎年10月の第3日曜日)」無料。(今年は10/15です)
※同時開催「所蔵品にみる いしかわの工芸」と共通観覧料金です。

主催…石川県七尾美術館(公益財団法人七尾美術財団)


 

 まるで曲げた親指のような形で日本海に突き出た能登半島。同地はかつて「能登国」と呼ばれ、独自の歴史と文化を発展させてきました。その中で中世から近世の時期にかけては、室町時代には足利幕府の名門・能登畠山氏、そして江戸時代には加賀百万石の大名・前田氏によって統治されます。両氏ともに文化活動を大いに奨励、数多の名品がもたらされる一方で、国内では当地ならではの文物が次々と生み出されました。

 それらの美術工芸品は、ジャンルを問わず実に多種多様です。中でも絵画の分野は、桃山時代に大活躍した絵師・長谷川等伯(1539~1610)を生み出したという点で特筆されるでしょう。彼は能登で絵師としての技量を磨き、後に京都画壇で一世を風靡する礎を築いたのです。そして江戸時代には「能登の大雅堂」池野観了(1753~1830)や、「孤高の南画家」山崎雲山(1771~1837)といった文人画家たちをはじめ、魅力的な絵師たちが能登を舞台に活躍しました。

 そこで本展では室町時代から江戸時代にかけて制作、もしくは伝来した「能登地方ゆかりの絵画」に焦点をあて、等伯や能登の「長谷川派」絵師たち、そして観了と雲山を中心に、仏画や肖像画などを加えた計20点を紹介。さらに参考出品として、「複製松林図屏風」(原本長谷川等伯筆)も展示いたします。

 長き年月、能登の風土の中で育まれつつ多くの人びとにより大切に守られて、現在に受け継がれてきた名画の数々。それらかけがえのない貴重な品々を、ぜひゆかりの地でご鑑賞ください。



出品作品

「釈迦三尊像」
七尾市・悦叟寺蔵

出品作品

羽咋市指定有形文化財
「毘沙門天像」
羽咋市・妙成寺蔵

出品作品

能登町指定有形文化財
「畠山義親像」
能登町・萬福寺蔵

出品作品

七尾市指定有形文化財
「山水図」
長谷川信春(等伯)筆
当館蔵

 
出品作品

七尾市指定有形文化財
「前田利政像」
七尾市・長齢寺蔵

出品作品

「陶淵明図」
山崎雲山筆
個人蔵

出品作品

「虎図襖」池野観了筆
志賀町・恩敬寺蔵

 
 
 
 

〈同時開催〉

●第1展示室[所蔵品展]

「21世紀鷹峯フォーラム第3回 in 石川・金沢」連携事業

所蔵品にみる いしかわの工芸


 石川県は「工芸王国」と呼ばれるほど、伝統工芸が盛んな地域。県内を巡ると、数多くの工芸関連施設をみることができます。

 その繁栄には、加賀藩の存在をぬきにしては語れません。同藩は文化活動を盛んに奨励して「百万石大名」の豊富な財力を惜しみなく投入。領内の美術工芸隆盛に大きく寄与しました。

 明治時代以降もその伝統は受け継がれ、常に優れた人材を輩出しつつ現在に至るのです。ざっと挙げても「九谷焼」「輪島塗」「加賀友禅」など、多くの名が思い浮かぶ石川県の伝統工芸。まさに工芸の「百花繚乱」といえるでしょう。

 さて本年秋、石川県を舞台に工芸のビックイベント「21世紀鷹峯フォーラム第3回 in 石川・金沢」が開催されます。10月6日(金)より11月26日(日)までの約2ヶ月間、県内各地が様々な「工芸」に彩られる同イベント。当館も連携館として名を連ねていることから、本展では「池田コレクション」などの所蔵品より石川県ゆかりの工芸作作品34点を幅広く紹介します。



出品作品

「色絵栗図輪花形小皿 古九谷」
江戸時代(17世紀)
(池田コレクション)

出品作品

「色絵龍桐文木瓜形平卓 粟生屋窯」
粟生屋源右衛門作
(池田コレクション)

出品作品

「カブラ絵合鹿椀」
(池田コレクション)

出品作品

「桑造木象嵌飾棚」
氷見晃堂作
(池田コレクション)