自然とともに / 彫刻って面白い!
【テーマⅠ】自然とともに 〜水や植物のある風景〜
【テーマⅡ】彫刻って面白い!〜これってなんだ?からそっくりまで〜
開館時の平成7年(1995)、400点に満たなかった当館の所蔵品は、現在800点を超えました。これらの所蔵品は、七尾市出身の実業家・池田文夫氏が蒐集した美術工芸品「池田コレクション」289点と、能登七尾出身の長谷川等伯の作品6点を含む「能登ゆかりの作品」に大別されます。ジャンルは絵画・工芸・彫刻・書・写真など幅広く、時代も中世から現代までと多岐にわたっています。
当館ではこれらの作品を多くの方にご鑑賞いただくため、年に数回テーマを変えながら展覧しています。今回は「自然とともに」「彫刻って面白い!」の2テーマで計57点を紹介します。
※本展には長谷川等伯の作品は出品しません。
会 期 | 2023年12月22日(金)~ |
開館時間 | 午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで) |
休館日 | 臨時休館中 |
観覧料 | ・一般350円(280円) ・大学生280円(220円) ・高校生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※「国民の祝日」は70歳以上の方は無料になります。受付にて年齢確認ができるもの(保険証・運転免許証など)をご提示ください。 ※障がい者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名様まで無料 (ミライロIDも可) ※大学生・専門学生・高校生の方は学生証を受付でご提示ください。 |
主 催 | 石川県七尾美術館[公益財団法人七尾美術財団] |
●第1展示室
【テーマⅠ】自然とともに 〜水や植物のある風景〜
私たちは自然とともにあり、地球上におけるエネルギー・水・空気・物質で構成されるすべてを「自然」とみると、人間も自然の一部ともいえます。
さて、海や川、山や植物は、常に形を変えてはいますが、私たちに多くの恵みを与えてくれます。また、日本においては四季折々の風景が目を楽しませ、心豊かにしてくれています。
ここでは、それら水や植物のある風景や自然を感じる作品など、23点を紹介します。
●第2展示室
【テーマⅡ】彫刻って面白い!~これってなんだ?からそっくりまで~
一言で「彫刻」といっても、粘土・石膏・ブロンズ・FRP(繊維強化プラスチック)・石・木・金属などの素材があります。技法においても、粘土のように肉付けして成形する塑像(そぞう)や、型を作って制作するもの、石や木を彫ったり組み合わせたりしたもの、さらには様々な金属を加工した作品など多種多様です。
また、「これはなんだろう?」と思う抽象作品から、「本物そっくり!」と思える具象作品まであって、それら彫刻作品の多様性が、面白さや魅力でもあるのです。
ここでは、様々な素材による、味わい深い彫刻作品34点をお楽しみください。
寒さ厳しき折ですが、様々な作品の魅力を楽しんでいただけましたら幸いです。
~展示作品の一部をご紹介~
●第1展示室●
「山水花鳥図」
松村景文(1779〜1843)
当館蔵(池田コレクション)
「山水図」
富岡鉄斎(1836〜1924)
当館蔵(池田コレクション)
「筏流図」
近藤浩一路(1884〜1962)
当館蔵(池田コレクション)
「巖門夕照」
水道秋聖(1921〜1999)
当館蔵
「懸」
曲子光男(1915~2011)
当館蔵
「雪残る」
村田省蔵(1929~2018)
当館蔵
「雪の舟宿」
松下久信(1941~ )
当館蔵
「水路に咲く」
曲子明良(1947~ )
当館蔵
「織部鮑形向附」
当館蔵(池田コレクション)
「織部輪花南瓜葉文台鉢」
当館蔵(池田コレクション)
「青手波に菊図丸小皿 古九谷」
当館蔵(池田コレクション)
「色絵山水図瓢形大徳利 吉田屋窯」
当館蔵(池田コレクション)
●第2展示室●
「聖観音像」
高村光雲(1852〜1934)
当館蔵(池田コレクション)
「土部」
山崎朝雲(1867〜1954)
当館蔵(池田コレクション)
「不動明王像」
澤田政廣(1894〜1988)
当館蔵(池田コレクション)
「うずくまる女」
高田博厚(1900〜87)
当館蔵
「風わたる」
山瀬晋吾(1935〜 )
当館蔵
「若き僧S」
渡部 浩(1943~ )
当館蔵
「たーた(少女)」
岩山豊郁(1929〜2001)
当館蔵
「緋の舞」
末政哲夫(1932~2016)
当館蔵
「星への帰還ーARPAー」
吉田 隆(1953~ )
当館蔵