彫刻家・田中太郎のあゆみ
没後30周年記念
彫刻家・田中太郎のあゆみ
田中太郎(1911~92)は七尾駅前の長谷川等伯像「青雲」などを制作した七尾出身の彫刻家です。はじめ寺院建築の装飾彫刻を学びますが、その後上京して平櫛田中に師事、昭和11年(1936)の院展初入選を皮切りに主に同展で活躍しました。院展彫塑部解散後は粲々会や太平洋美術会などに活躍の場を移し、80歳で亡くなるまで出品を続けました。その作風は写実を基にした具象作品と不思議な精神性を想わせる抽象作品に大別でき、それぞれに異なる味わいがあります。
本展覧会では氏の没後30周年を記念して所蔵品より46点を選抜、その業績を改めて振り返り、彫刻家としての「あゆみ」を紹介します。
会 期 | 2023年2月25日(土)~4月23日(日) |
開館時間 | 午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日、3/22(水) |
観覧料 | 一般350円(280円)、 ※4/1から大学生280円(220円)、高校生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 ※「国民の祝日」は70歳以上の方は無料になります。 ※障がい者手帳をお持ちの方と、付き添いの方1名様まで無料 (ミライロIDも可) ※大学生・高校生の方は学生証を受付でご提示ください。 ※専門学校生の方は一般料金になります。 |
主 催 | 石川県七尾美術館[公益財団法人七尾美術財団] |
「自画像」
田中太郎
「烏」
田中太郎
「K嬢像」
田中太郎
「母子群像」
田中太郎
「大観先生頭像」
田中太郎
「迦陵頻伽」
田中太郎
「巣立蜂」
田中太郎
(池田コレクション)
「うかれいる春の子」
田中太郎
「椅子に倚り夢みるゆめ」
田中太郎
《同時開催》第1展示室
愛しき木々
国土の2/3が森林とされる日本。私たちにとって「木」はとても身近な存在の1つでしょう。桜や梅、紅葉といった木々を季節の折々に愛でたり、樹木の性質に着目し、例えば「松竹梅」のようにそこにおめでたい意味を見出したりと、私たちの生活を彩る重要な役割を果たしています。また、私たちは入手の容易さや豊富さ、加工のしやすさから、木を使って住居や家具、器や箸といった日用品など様々なものを制作してきました。
本テーマでは所蔵品から、「木」を題材・素材とした絵画や木工芸など24点を紹介、私たちの暮らしの中に根付く「木」の魅力に親しんでください。
「織部松鳥図大平鉢」
(池田コレクション)
「雪残る」
村田省蔵
「静夜芳香」
水道秋聖
「手付花篭」
飯塚琅玕斎
(池田コレクション)
「對松軒」
北大路魯山人
(池田コレクション)
「波に千鳥・老松図衝立(波に千鳥図面)」
吉田一雋
(池田コレクション)