七美 NOW！ Vol.9

Vol.9　「七尾美術館 in れきはく」まもなく開催！

2024/9/29

すでに当館HPや各SNSで情報公開しておりますが、10/19(土)から金沢市の石川県立歴史博物館にて「七尾美術館inれきはく」という展覧会を開催いたします。
石川県立歴史博物館と七尾美術館が共同で企画するもので、当館の所蔵品・寄託品がこれだけ一堂に金沢で展示されるのは初の機会となります。
今まで、七尾美術館にご来館いただけなかった方にも、当館のことを知っていただく良い機会と捉えております。

本展覧会では、「伝えゆく池田コレクションの逸品たち」・「長谷川等伯と能登の文化」・「能登ゆかりの現代作家たち」の3テーマを柱に、計113点を展示します。開催概要や主な展示作品等については、歴博および当館HPをご参照ください。

石川県立歴史博物館では、地震後、能登を中心として文化財レスキューに注力するべく、今年度の特別展の予定を一部白紙としました。
そんな中、七尾での文化財レスキューの際、臨時休館が続く当館の現状を知った歴博学芸員さんが、七尾のために何か出来ないかと考えて下さり、「歴博で出張展を行いませんか？」とお声がけをいただいたのです。

そして、両館と石川県、七尾市との協議の結果、本展覧会が正式決定したのが6月半ば頃のことでした。
開幕まで残り3カ月というタイトなスケジュールに加え、こうした出張展は開館以降初めて。いつも使い慣れている展示空間ではないため、一体どのくらい作品を展示できるのかを把握するところからスタートしました。

何度か会場に足を運び実際にケースや壁を配置する中で、当初の計画から点数を減らしたり、作品を変更したりといったこともありました。
作品が完全に決まってからは解説やパネル・PR原稿を作成し、まさに今、開催に向けラストスパートといったところです。

普段当館で見たことがある作品でも、展示ケースの高さや照明、空間が変わることで、また違った印象を受けるかもしれません。
ぜひともご来場いただけましたらと幸いです。