第78現代美術展 七尾展
第78回現代美術展 七尾展
「現代美術展」は石川県内最大規模をほこる公募展です。その歴史は古く、「第1回展」の実施は終戦後間もなくの昭和20年(1945)のこと。その後も昭和・平成・令和と移ろいゆく時代とともに、毎年欠かさず継続されてきました。
その姿勢は昨今の「コロナ禍」という困難な状況下でもつらぬかれ、本年も春に金沢で「第78回展」を開催。身近な美術工芸にふれる貴重な機会を提供し続けています。
同展には文化勲章受章者、日本芸術院会員、重要無形文化財保持者(人間国宝)などの現代の美術界を牽引する作家から、新進の若手作家までの幅広きが所属会派を超えて出品。それら多岐にわたる作品が、一堂に展示されるのが特徴です。
本展はその「七尾巡回展」で、当館としては今回で28回目を迎えます。同展では「現代美術展」より、能登地区(宝達志水町以北)在住者の作品を中心に、一般財団法人石川県美術文化協会役員や受賞作品(次賞・北國賞・佳作は一部)などをあわせて選抜。日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の6部門からなる、多彩な計210点を紹介いたします。
「石川県の美術工芸の今」、そして地元を拠点とする作家たちの活躍ぶりを、本展をつうじてぜひともご鑑賞ください。
会 期 | 2022年6月3日(金)~6月26日(日) |
開館時間 | 午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日 |
観覧料 | 一般500円(400円)、大高生350円(300円)、中学生以下無料 ※( )は20名以上の団体料金 |
主 催 | 石川県七尾美術館[(公財)七尾美術財団]、(一財)石川県美術文化協会、北國新聞社、MRO北陸放送、テレビ金沢、(一財)石川県芸術文化協会、ラジオななお |
後 援 | 七尾市教育委員会、輪島市教育委員会、珠洲市教育委員会、羽咋市教育委員会、宝達志水町教育委員会、志賀町教育委員会、中能登町教育委員会、穴水町教育委員会、能登町教育委員会 |
美術文化大賞・一般財団法人石川県芸術文化協会会長賞
委嘱・工芸「斑(elements)」
山元 健司(輪島市)
美術文化準大賞・一般財団法人石川県芸術文化協会会長賞
委嘱・日本画「化粧水をぬる人」
石崎 誠和(金沢市)
美術文化委嘱賞
委嘱・洋画「Migration」
京岡 英樹(金沢市)
美術文化委嘱賞
委嘱・彫刻「Return to the sea」
渡辺 秀亮(金沢市)
美術文化委嘱賞
委嘱・書「鷺鶿衝破竹林烟」
山本 花影(金沢市)
美術文化委嘱賞
委嘱・写真「煙草吸う老婆」
法邑 一男(金沢市)
美術文化準委嘱賞
委嘱・洋画「刻の贈りもの」
国友 博(金沢市)
最優秀賞・一般財団法人石川県芸術文化協会会長賞
・北陸放送社長賞
一般・洋画「明滅」
南雲 まき(東京都小平市)
最優秀賞・一般財団法人石川県芸術文化協会会長賞
・テレビ金沢社長賞
一般・彫刻「漂う声の多面性」
山岸 眞弥(金沢市)
最優秀賞・一般財団法人石川県芸術文化協会会長賞
・石川県知事賞
一般・工芸「月夜」
三口 武(金沢市)
優秀賞・北國新聞社社長賞
一般・日本画「生」
山中 満(金沢市)
優秀賞・技術賞
一般・工芸「花器『森の守り人』」
秋山 保彦(輪島市)
優秀賞・金沢市長賞
一般・書「王子禎詩」
寺尾 来貴(津幡町)
優秀賞・石川県教育委員会賞
一般・写真「羽ばたく」
小此内 茂樹(七尾市)
同時開催
《小特集》白・黒・彩りのやきもの
当館所蔵品の中核「池田コレクション」より、白色のやきもの、黒色のやきもの、多彩な色釉を使ったやきものなどをセレクトして紹介します。
「志野草花文大徳利」
「黒楽茶碗 銘菊露」
樂 長入
「色絵捻文八角鉢 吉田屋窯」
※作品は全て池田コレクション