Vol.16 国宝「楓図壁貼付」の複製が七尾市に寄贈されました!
2025/9/6
長谷川等伯の代表作である「楓図壁貼付」(京都市・智積院蔵)の複製画が、令和6年能登半島地震からの復興を祈念し、株式会社キヤノンと京都文化協会により七尾市に寄贈されました。キヤノンおよび京都文化協会が共同で推進する「文化財未来継承プロジェクト(綴プロジェクト)」によって製作されたこの複製画は、最先端の技術と京都の伝統工芸の技を用いて貴重な文化財の高精細複製品を制作し、一般公開や教育普及活動に活用するという活動です。当館でも平成21年に綴プロジェクトの協力のもと「松林図屏風」の複製画を製作しました。
昨日(9月5日)には受贈式が行われ、綴プロジェクトの代表から、茶谷七尾市長に目録が手渡されました。金地の部分には本物の金箔が使われており、高度なデジタル技術による印刷と相まって、まるで本物かのような印象を受けます。